こんな人と鍋したくない
今週のお題「鍋」
ぼくは鍋好っきゃねえ。毎日鍋でもええねえ。
・・・あんた、鍋食べんの?
もうぼくは一年中毎日鍋食べてもええねえ。
あんた丈夫な歯あしてんのやなあ。
わたくし、いとこい師匠のDVDボックス持っておりますの。
おほほ、羨ましくて?お貸ししてもよろしくてよ?
みなさま、いとこい師匠お好き?
あと、ヤマシタトモコの『違国日記』お好き?
『違国日記』で、小説家の槇生ちゃんが、槙生ちゃんか?が、
小説世界に没入している仕事部屋から、ばさっ!!と出てきて、
オートパイロット状態で、手間は少なく、
とにかく栄養バランスの取れた料理を作る場面が多々ありますね。
私にとって、夏のピーマンとナスの揚げびたし、
秋のサンマの塩焼き、
そして冬の鍋はそのような類のオートメーション料理に分類されております。
春は毎年、山にも頭にも霞がかかっているので記憶にありません。
素晴らしきかな。
どんなに遅く帰っても、
どんなに悲しいことがあっても、
どんなに義憤に燃えることがあっても、
具材を大きく切って、煮込めば完成する鍋よ。
しかも栄養もある鍋よ。
ていうかやっぱ鍋ってネーミングどうなん。
鍋の向こうの地平が広すぎるやん?
今日は何すんの?
もう今日はかんたんに鍋~。
ええやん、何鍋?
うーん、豆乳鍋がさあ、私は好きなんやけど旦那は嫌いなんさなあ。
おお怖。
豆乳鍋もしやんし旦那もおらんのに、
なぜ鍋といえばこの会話なの?
でも旦那って豆乳鍋嫌いそうじゃない?結局寄せ鍋が好きなんちゃう?
「読書」「どんなの読むの?」
「音楽」「何聴くの?」
「鍋」「何鍋?」
みたいにね、話題の膨らむ余地もあり。
鍋は懐が深いねえ。
つけだれ、〆の話題もあるしね。
〆といえばね、他人と鍋する時さあ、
〆でもう一盛り上がりしやなあかんで、もう〆自体が嫌いになったわ。
あかんことないんやけどさ。
「雑炊がいい~?うどんがいい~?」
「え~~迷う~!でも〆食べすぎると太るよね~!」
「太るものほどおいしいんだよね~」「わかるー」
麺でも米でもどうでもええんやわな。
好きなもん食べたかったらさ、自分ひとりの時に好きなようにするんやでさ、
皆でおる時は好きなようにしてもらったらええんやわ。
そやけど複数人おるとさ、一応みんなの意見聞かなあかんでさ、
その言い出した子もさ、気遣って言ってくれとんのやわな。
せっかく気遣ってくれたんやでさ、私も乗らんと悪いやんか?
でも私、皆と相談するの大っ嫌いなんやわ。
どうでもええんやわ。
早く決めたいんやわ。
今何の時間なん!
煮詰まってる!
汁が減ってってる!
そのぐずぐずのマロニー結局誰が食べんの!!
もうお前は一生一人で飯食ってなさい。