もうこのままでは生きていけない

37歳。女。主人は20歳年上。東洋の占い勉強中。

こんな人と鍋したくない

今週のお題「鍋」

 

ぼくは鍋好っきゃねえ。毎日鍋でもええねえ。

・・・あんた、鍋食べんの?

もうぼくは一年中毎日鍋食べてもええねえ。

あんた丈夫な歯あしてんのやなあ。

 

わたくし、いとこい師匠のDVDボックス持っておりますの。

おほほ、羨ましくて?お貸ししてもよろしくてよ?

 

みなさま、いとこい師匠お好き?

あと、ヤマシタトモコの『違国日記』お好き?

 

『違国日記』で、小説家の槇生ちゃんが、槙生ちゃんか?が、

小説世界に没入している仕事部屋から、ばさっ!!と出てきて、

オートパイロット状態で、手間は少なく、

とにかく栄養バランスの取れた料理を作る場面が多々ありますね。

 

私にとって、夏のピーマンとナスの揚げびたし、

秋のサンマの塩焼き、

そして冬の鍋はそのような類のオートメーション料理に分類されております。

春は毎年、山にも頭にも霞がかかっているので記憶にありません。

 

素晴らしきかな。

どんなに遅く帰っても、

どんなに悲しいことがあっても、

どんなに義憤に燃えることがあっても、

具材を大きく切って、煮込めば完成する鍋よ。

しかも栄養もある鍋よ。

 

ていうかやっぱ鍋ってネーミングどうなん。

鍋の向こうの地平が広すぎるやん?

 

今日は何すんの?

もう今日はかんたんに鍋~。

ええやん、何鍋?

うーん、豆乳鍋がさあ、私は好きなんやけど旦那は嫌いなんさなあ。

 

おお怖。

豆乳鍋もしやんし旦那もおらんのに、

なぜ鍋といえばこの会話なの?

でも旦那って豆乳鍋嫌いそうじゃない?結局寄せ鍋が好きなんちゃう?

 

「読書」「どんなの読むの?」

「音楽」「何聴くの?」

「鍋」「何鍋?」

 

みたいにね、話題の膨らむ余地もあり。

鍋は懐が深いねえ。

つけだれ、〆の話題もあるしね。

 

〆といえばね、他人と鍋する時さあ、

〆でもう一盛り上がりしやなあかんで、もう〆自体が嫌いになったわ。

あかんことないんやけどさ。

「雑炊がいい~?うどんがいい~?」

「え~~迷う~!でも〆食べすぎると太るよね~!」

「太るものほどおいしいんだよね~」「わかるー」

 

麺でも米でもどうでもええんやわな。

好きなもん食べたかったらさ、自分ひとりの時に好きなようにするんやでさ、

皆でおる時は好きなようにしてもらったらええんやわ。

そやけど複数人おるとさ、一応みんなの意見聞かなあかんでさ、

その言い出した子もさ、気遣って言ってくれとんのやわな。

せっかく気遣ってくれたんやでさ、私も乗らんと悪いやんか?

 

でも私、皆と相談するの大っ嫌いなんやわ。

どうでもええんやわ。

早く決めたいんやわ。

今何の時間なん!

煮詰まってる!

汁が減ってってる!

そのぐずぐずのマロニー結局誰が食べんの!!

 

もうお前は一生一人で飯食ってなさい。