もちろん幸せに死ぬパターンも想像しています
本日はもう何回Ⅹを開こうが、1日中19歳と37歳の結婚の話題で、
もちろんのように37歳がバリバリに批判されており、
最近またあさきゆめみしを読んでいた私にはある意味タイムリー。
それにしても光源氏は何アウトなのか。
①十歳(だったかな?)の子を②保護者を失ったどさくさに③さらってきて
④自分のタイミングでフィニッシュして(オブラート)妻にする。
一挙に4アウト。
昔は、光源氏がいかに素敵かが印象に残ったものだけど、
それなりに女の喜びと悲しみを経過した今では、
全ての女性をそれぞれに傷つけて、もののあはれでゴリ押ししていく物語とも読める。
光源氏に罪を着せて誤魔化してますけどね、
私自身、夫は20歳くらい年上ですから。
違うのは私が結婚したのが36歳だということね。
何人かと付き合って、別れて、付き合って、別れて、
あ~もうくたびれた、本格的な婚活にもイマイチというか全然身が入らず、
こりゃ一生独身コースが青看板に登場してきたぜ500m先右折だわ、
という何年もを過ごした後と、19歳では、そりゃ違うわね。
36ともなると、普段の振る舞いもあいまって、
こいつはもうダメかもしれないムードが周囲にも自分にもぷんぷんに漂っていたところ、相手がいくつでも一生しないよりはマシ、一応おめでとう、って感じ。
自分でも、もう独身は飽き飽きしましたし、熱い将来設計もありませんし、
残りの後半生、限られた何年か、楽しく暮らしてから死にましょう、
ということで今のところ満足。
さてここで、よく皆さんの疑問にのぼる、「すぐ介護なのに」問題、
言及してまいりましょう。
そうなんです。
今主人は60前ですから、そうなんです。
健康寿命が果たしてどれくらいあるのか。
寿命じゃないのよ。健康寿命なのよ。
私は田舎のスーパーの中で働いてますので、
お客さんは85歳とか78歳とか91歳とかばっかりなのよ。
ぶっちゃけどんどんボケて、どんどん死ぬわけ。
こうやって人は老いていくんだと、毎日目の当たり。
もちろん店に来れてるからまだ元気なんだけど、
ああ、この人、去年はこんなにすぐキレたりしなかったのになあ。とか、
この人も、若い時はきっと、さっさと歩いて、じゃんじゃん稼いで、
ウィットの一つも飛ばしたはずだけど、
今ではスウェットのズボンをしっかり上まで上げて穿くことも出来ないの。
とか、見るにつけ考えるにつけ、
やっとこさ結婚した私の旦那様は、
いつまで、私の知っているこの人のように、
生きていてくれるのかしら?
あなたがあなたじゃなくなったら、
わたしはまた一人になってしまう。
ということで朝な夕なにしんみりと感じ入りながら生きてます。
「すぐ介護なのに」
そうなんです。
時間がたっぷりとはないんです。
だから結婚しました。
少しでも今世の思い出に。
いや、センチメンタルなところ悪いけど、
ほんで実際介護になるんやけどどうするわけ?
どうもこうもないわな。
実際なったらやるだけのことやろがい。
私の老後には誰もいない。
主人が死んだらもうそこから私は一人。
私が60の時主人は80、私が70の時主人は90。
生きていれば老老介護。
きっと私は骨粗鬆症で、もし主人がボケていたら暴れるタイプかもしれなくて、
力の強い主人に突き飛ばされて骨折するだろう。
見えにくくなった目と衰えた脳で高額医療費控除の手続きを必死にするだろう。
そうなったらなったでやるしかないのよ。
というわけで、わたしは少しでも強い老婆になるため、
ささみを食べ、家でズンバを踊りストレッチを心掛け、
結婚してからイキイキしてるね~、明るくなったね~、よかったね~と言われ、
飛鳥仏のように微笑んでいる。