もうこのままでは生きていけない

37歳。女。主人は20歳年上。東洋の占い勉強中。

温泉

冷えました。

ただいまを言う?

相手もいない。

あのカバ今年は大忙しだよなあ。

 

幸い住んでいる町は温泉地。

アパートから車でものの10分で天然温泉に入れる。

部屋に帰って仕事鞄とお風呂鞄を持ち換えて温泉へ直行。

 

広々とした湯船に浸かるのは久しぶり。

あ~。自由~。自由で温かい~。

え?自由で暖かい?フロリダ?

ふ、風呂だけ、に、、、?

いやいやいやいや。

勘弁してちょーでゃーよー。

いかん謎の愛知人格が出てきた。

 

私が初めましての愛知人格(多分おじさん)に苦しんでいる頃、

ムーディーが売りの浴室では皆さん静かな夜を楽しんでおられる。

今日は二人連れが多いな。

友達同士、そして母娘。

 

私はお風呂が好きなのか、お風呂で他の人の話を聞くのが好きなのか時々分からなくなる。

大相撲が好きなのか、土俵の後ろのお客さんを見るのが好きなのか。

だからサッカー興味無いの。

引きの画ばっかりだから。

交響曲が好きなのか、オーケストラと指揮者を見るのが好きなのか。

だから独奏曲は協奏曲ほど好きじゃないの。

見る人一人しかいないから。

いやあ生まれつき野次馬だもんでよお。

いかん愛知のおっさんがうるさい。

 

大人の母娘二人連れは、口数が多い場合は往々にして母が話し手、娘が聞き手。

お母さんのジムでのルーティン、健康状態、親戚のうわさなど。

その次に多いのは二人ともぽつ、ぽつ、と静かに感想を交わすタイプ。

熱いね、お母さんはちょうどいいわ、星が見えるね、ほんとやね。

若い子の友達同士の会話は内容がどうあれかわいいものよ。

庭を眺めて「えっ、松が見えるよ~」「ほんと~」

お嬢さん、それは竹ですのよ。

 

皆さんせっかちな私をしっかり温まらせてくれてありがとう。