温泉
冷えました。
ただいまを言う?
相手もいない。
あのカバ今年は大忙しだよなあ。
幸い住んでいる町は温泉地。
アパートから車でものの10分で天然温泉に入れる。
部屋に帰って仕事鞄とお風呂鞄を持ち換えて温泉へ直行。
広々とした湯船に浸かるのは久しぶり。
あ~。自由~。自由で温かい~。
え?自由で暖かい?フロリダ?
ふ、風呂だけ、に、、、?
いやいやいやいや。
勘弁してちょーでゃーよー。
いかん謎の愛知人格が出てきた。
私が初めましての愛知人格(多分おじさん)に苦しんでいる頃、
ムーディーが売りの浴室では皆さん静かな夜を楽しんでおられる。
今日は二人連れが多いな。
友達同士、そして母娘。
私はお風呂が好きなのか、お風呂で他の人の話を聞くのが好きなのか時々分からなくなる。
大相撲が好きなのか、土俵の後ろのお客さんを見るのが好きなのか。
だからサッカー興味無いの。
引きの画ばっかりだから。
交響曲が好きなのか、オーケストラと指揮者を見るのが好きなのか。
だから独奏曲は協奏曲ほど好きじゃないの。
見る人一人しかいないから。
いやあ生まれつき野次馬だもんでよお。
いかん愛知のおっさんがうるさい。
大人の母娘二人連れは、口数が多い場合は往々にして母が話し手、娘が聞き手。
お母さんのジムでのルーティン、健康状態、親戚のうわさなど。
その次に多いのは二人ともぽつ、ぽつ、と静かに感想を交わすタイプ。
熱いね、お母さんはちょうどいいわ、星が見えるね、ほんとやね。
若い子の友達同士の会話は内容がどうあれかわいいものよ。
庭を眺めて「えっ、松が見えるよ~」「ほんと~」
お嬢さん、それは竹ですのよ。
皆さんせっかちな私をしっかり温まらせてくれてありがとう。