もうこのままでは生きていけない

37歳。女。主人は20歳年上。東洋の占い勉強中。

晩年か?

ああ、ええ天気。

久しぶりのいい天気の休みは、

何はともあれ洗濯。

普通の洗濯と、今日はどのシーツを洗おうかな。

 

ちょっと二度寝もしたいけど、

フラフラ遊びに行きたい気もするけど、

何はともあれまず洗濯。

 

ベランダに出たら秋の金色の日差しに乾いた風。

どんどん並んでいく洗濯物。

この多幸感。

 

結婚して非正規になる、なんて言ったら、

ずいぶんディスられたもんだけど、

独身で実家にいるあの子やあの人は、

こういう楽しみをしたことが無いわけやな。

ここは私と彼の家で、

私が好きなように、気持ちいいように、

家を整えることができる。

ままならない事しかない外界から、

ぽっかり浮かんだひょっこりひょうたん島なのよ。

 

まあそれと同様に、

ゆっくり老けていくお父さんとお母さんと、

ちょっとずつ大人になっていく自分で、

日々を重ねて、家の歴史が積み重なっていって、

色んな恒例行事があって、

誕生日にはまたあそこのケーキ屋さんなの、

お父さんまた朝から図書館行っとんの?

みたいな幸せは私は知らない。

 

今日は半日おばあちゃんの用事。

こういう事がスムーズに出来るのも、 

普段の仕事で高齢の方と会うおかげ。

仕事で高齢の方と意思疎通出来るのも、

おばあちゃんに会うおかげ。

仕事では介護スキルを学びながら金をもらい、

休みはおばあちゃんにはま寿司をおごってもらう。

給料ってなんなんだろう。

 

今日のごはん

ししとうの塩こんぶ炒め、キャベツと人参の酢味噌ごまサラダ、スルメイカ焼き、ピザ(チン)