晩年か?
ああ、ええ天気。
久しぶりのいい天気の休みは、
何はともあれ洗濯。
普通の洗濯と、今日はどのシーツを洗おうかな。
ちょっと二度寝もしたいけど、
フラフラ遊びに行きたい気もするけど、
何はともあれまず洗濯。
ベランダに出たら秋の金色の日差しに乾いた風。
どんどん並んでいく洗濯物。
この多幸感。
結婚して非正規になる、なんて言ったら、
ずいぶんディスられたもんだけど、
独身で実家にいるあの子やあの人は、
こういう楽しみをしたことが無いわけやな。
ここは私と彼の家で、
私が好きなように、気持ちいいように、
家を整えることができる。
ままならない事しかない外界から、
ぽっかり浮かんだひょっこりひょうたん島なのよ。
まあそれと同様に、
ゆっくり老けていくお父さんとお母さんと、
ちょっとずつ大人になっていく自分で、
日々を重ねて、家の歴史が積み重なっていって、
色んな恒例行事があって、
誕生日にはまたあそこのケーキ屋さんなの、
お父さんまた朝から図書館行っとんの?
みたいな幸せは私は知らない。
今日は半日おばあちゃんの用事。
こういう事がスムーズに出来るのも、
普段の仕事で高齢の方と会うおかげ。
仕事で高齢の方と意思疎通出来るのも、
おばあちゃんに会うおかげ。
仕事では介護スキルを学びながら金をもらい、
休みはおばあちゃんにはま寿司をおごってもらう。
給料ってなんなんだろう。
今日のごはん