もうこのままでは生きていけない

37歳。女。主人は20歳年上。東洋の占い勉強中。

ライト層によるディープなエモーショナル

ニューイヤーコンサートニューイヤーコンサート

と念仏のように唱えた甲斐あって、

おかげさまで1日は華麗に早上がり。

満喫いたしました!

余韻が3日になってもございます。

 

思えば、初めてムーティを見たのが多分いつかのニューイヤーコンサート

その溢れ出る雰囲気に、

なんか薔薇が飛びそうっていうか、ベルベットの絨毯っていうか、

なにかしらのむせ返るような匂いがしそうっていうか、

ま、まさにムーティ

と衝撃を受けたのを思い出します。

あと名前の通りシリーズでいえば、ゲ、ゲルギエフ!ともなりました。

 

そんなわけで各種雑感。

 

スタジオ

・林田さんがんばれ 肩が細くて狭くて、厚みがペラペラで、

雪の宿(せんべい)くらいの強度しか無いんじゃないか

別所哲也さんはもっとくどい人かと思ってたら全然さわやかだった。

尺を意識したコメントに安定感があって良い。多分熊川哲也と混じってた。

・石戸谷さんの笑顔の口の上がり方すごくない?かわいくない?

あとイヤリングの音気にならない?

 

オーケストラ

・舞台俳優の人って顔がでかい方がいいらしいやん?

昔は男の人は顔でかい方がもてたらしいやん?

楽団長の顔がいつ見てもむちゃくちゃでかい。顔のでかい男前。

それがむちゃくちゃいい。いかにも度量が広そうだ。

・第二ヴァイオリンに中華系のCEO顔の人がいる。

たぶんIT企業。

 

・演奏中の笑顔。飛び交う視線。これが生中継だということが感激を深くする。

ああ文明よありがとう。

 

・ウインナワルツあるある展開だと思うけど、

なんやかんやあって、ううっ!と盛り上がった後の、

スッ………♪テレ~ の展開がとりわけ優雅でめっちゃ美しい。

 

・同時通訳はたいへんな仕事である

 

・お待ちしてました、ニューイヤーコンサート名物謎バレエコーナー。

おもしろコーナーと思ってたんだけど、

今年はヤマカイTV(YouTube)のおかげでバレエを見る目が養われたのか、

むっちゃ…うまいんやな(今さら)…となった。

ヤマカイありがとう。

 

・みんな泣いたよね?オンライン拍手システムよ。

無観客での開催。

曲中は、響きがすごくクリアで、細かいニュアンスも聴こえやすくて、

人の気配が無いぶん、より美しくホールに響いてるのかも?

という感じが聴いててしました。

しかし曲が終わると、がらんとした大きな空間が無の存在感を増す。

空白。

美しい音楽が消えて、その後に出現するのはあまりにもそっけないただの空白。

 

そのままマエストロとオーケストラは確認しあい、軽く讃えあい、さあ次の曲へ。

このブラボーという気持ちのやり場の無さ!ブラボー!ブラボーでございます!

となっていた全国の皆さん、

泣いたよね?

第一部の最後で、初めはパラパラと、スピーカーから聞こえてきたオンライン拍手!

空っぽのホールへ向かって立っていたオーケストラの皆さんが、

おっ?という表情のあと、じんわりと笑顔になる。

オンラインの仕組みは分からんが、開発の方ありがとう!

 

ほんで第二部の最後になったらブラボーもたくさん聞こえたじゃないですか!

しかも「ブラボーッ」「ブラボーーーッ」って感じで。

あんたいったい今どこにいるの?家じゃないの?

それはホールのテンションじゃないの?

どこの国の人か知らんけど、

どんな所で一生懸命ブラボー叫んでるのか見えないけど、

今同じコンサート観たんやね。

涙がドナウのような大河になりましたことよ。