もうこのままでは生きていけない

37歳。女。主人は20歳年上。東洋の占い勉強中。

この思い出を3年しがむと決めている

0日目

20:00 予定通りの残業に冷静に怒りながら退勤

20:30 集合 私の部屋で急いでお風呂

21:00 残り物でご飯

22:00 彼は床で寝ている ぬいぐるみのメイプルと寝姿がシンクロしているのを激写

22:30 就寝

1日目

8:00 起床 朝食

9:00 早めに出発できたので氏神様へお参りすると急に主張するわたし

    怒涛の早口感謝&報告参拝「えーとえーとおかげさまで二人ともコロナにかかっておりませんで、ありがとうございます、それから今の部屋ですが非常に快適でして、部屋探しの際はありがとうございました、それからご覧の通り今からお出かけでして・・・」

9:30 本当の出発 

   車中ではかたくなにカーナビを使わず、地図と、事前調べの道順を書いたメモを見ている。そのメモは給与明細の袋のウラに書いてある。自分でもどうかと思った。

車内BGMは最近入手した、原田慶太楼×N響のダンソン。4回続けてリピートし、途中で聴きどころを解説し、ねえ、わかる!?聴こえた!?と返事を強要する。自分でもどうかと思った。

10:40 昼食の食堂に到着 予定通りの時刻で自分にほれぼれしている

    ここは三か月前に桜見旅行の時通りかかって、また今度は入ってみたいねと言っていたところ。早く着いた人から整理券。大喜びで5、6番をゲット。ゲット?古。

雨の予報も、まだ降らなさそうなので外の席で食べる。念願の海鮮定食。おいしい。うれしい。二人とも職業柄早食いだ。ものの10分ほどで一気に食べて、爪楊枝タイム。

「1、2番の夫婦は、駐車場入り口で奥さんだけ先に降りて、順番を確保に行ってた人やな、3、4番の人たちさ、40代の女二人連れやのにさ、めっちゃ静かやったよな?女二人でもあんなに静かな人たちおるんやな、服装は攻めとったのにな?シルバーアクセみたいなさ?でも静かって珍しいな?」ほんとに人のことばっか、大概にしとけよな。

遠くの方に1~4の人たちがさっさと引きあげていくのが見える。3、4は観光地の女性同士には珍しい直線的な歩き方だ。フラフラしていない。1、2の夫婦はお土産に海鮮をしっかりと買い込んでいる。車のナンバーは1111だ。

「はや!さすが、早い人たちは違うね、ただもんじゃないね」

ここまで彼のセリフは全然ありませんが、全部に上手な相槌をうっています。

お刺身がコリコリのプリプリでおいしかったです(バランス)。

11:30 出発 宿泊地までは40分程度、チェックインは15時、さあどこへ行こう?

 

 

 

物欲より連想ふざけ欲

今週のお題「100万円あったら」

 

税金はかからないんでしょうね!?

先にキレる癖がついているわたくしです。

 

100万かあ。

家は買えないでしょ、世界一周はできないでしょ、

1年未満しか遊んで暮らせないでしょ、

絶妙な額やね。

奨学金返しとくか?

でも利子かかってへんしな。

ああマウントをとってしまった。

すみません、そんなつもりでは。

なんでしょうなあ。

すでに何もかも手にしている説あるな。

王ですからね。

 

そんな王はさ、指図されるのが大っ嫌いなのよ。

上司ならともかくね、あんたね、上司でもないのにね、

なんで指図してくんの?

しかも指図と見せかけずに、気遣いの雰囲気で、

指図してきやがんの!

アンガーマネジメントね、知ってますよ、

6秒がピークなんやったっけ?

はい3日経ってますけどプンプンなのよ!

マネジメントできるくらいならアンガーしてないのよ!

私の領地に立ち入ってこないでちょうだい!

パスポートプリーズ!

ビザ持ってんのビザ?!

出してないよ!独裁国だから、なかなか下りないのよ!

ビザ取ったことないから知らんけど。

入国は許可してないの!

国交はごく限られた国としか行ってないの!

オーケイ!?ユーノウ!?

 

とキレ散らかしていたら、彼に

まあまあ、俺が同盟国やから、ええやんか、と言われて、

確かに!アメリカっぽい!

安全保障条約結んで!

どうしよう!我が国にも基地問題が!

などと大騒ぎしたら気が紛れて楽しくなってしまいました。

いやあ、手慣れたもんですな、旦那さん。

句じゃなくて首アゲイン

今週のお題「575」

 

どうやって浮き世の憂さを忘れようか、

ていうか浮きと憂きがかぶってて最初から話がくどいんですけど。

わたくしでございます。

 

でもさあ、このなんか嫌やな~っていうのは、

根本的には自分の状態にあると思うのね。

 

お前人の話聞いとんのかい、とか、

その差別と偏見に満ちた世間話やめてくれ、とか、

この説明何回目なの?5000万回目なの?

今わたしこの人生何回目なの?火の鳥的展開迎えてる?

とかですね、あたかも周りに不満の原因があるようですが、

なんか違う気がするんさなあ。

自分に不満があるもんで、どうでもいいことに意識が向いてしまう気がするんさな。

 

不満やよなあ、いったい何が不満なの?

 

それは自分が退化している手応えがあるからかな。

なんちゅうか、バカになってる。

どんどんバカになってる。

ストップ!バカ!

ということで、放送大学に入ろうと思って資料を取り寄せて、

わ~楽しそう~嬉しい~ってテンション上がって米を5合炊いてる間に、

出願の手続き方法を読んでる時点で、

すでに脳が錆びついているのを感じてマジでショック。

必要書類を確認しているだけで、頭の回転が速度を落としていくのを感じた。

ああ~バカになってるよ~

円満な社会人を装うことに力を注いだ代償にバカになってるよ~。

自分を失って10年余、失われた10年、あかんあかん、

これ以上は国力が退化する。

教育に力を入れないと。

 

外で人に合わせて疲れて、家では反動で感情にのまれて、

ついつい晩酌しちゃって、

晩酌って楽しいよねえ。つまみも好きなの作ってさ、

動画見たりしながらダラダラ飲んでさ、

なるべく頭がぼーっとするように。

寝酒は眠りが浅くなるよって?

そんなんね、眠りが途中で浅くなったってね、

寝つきが良ければそれでいいの。

寝る前に暗い気持ちになって絶望してしまうより、

お腹いっぱいになって頭がふんわりして、

なんか分からんうちに寝てしまうほうがよっぽど精神衛生上いいの。

火事の時に濡れるの嫌やから水かけへんのか?

眠りが浅いとか言ってる場合じゃないの。

まずは寝つくことが大事なの。

それには腹いっぱいで、酔っぱらうのが一番いいの。

そうするとね、胃の調子が悪くなるの。

はあ。

 

生業の憂さ晴らさんと飲む酒は腹に凝りて石となるらし

話が長い方なので句じゃなくて首

今週のお題「575」

 

体調と情緒が安定しないわたくしでございます、こんばんは。

安定しないということは安定しているといいますか、

なんちゅうかギリギリで生きてますわ。ねえ?

 

とにかく自律神経的な感じか、

流行りのHSPだか繊細さんだかなんだか知らんが、

私は私のネイチャーに従って生きていたらこうなるのよ。

正しくは私のネイチャーを抱えたまま社会に交わるとこうなるのよ。

 

こうもギリギリになってくると、

自分のネイチャーを環境破壊しないような生き方を模索せざるを得ない。

そんなん簡単なことなのよ。

放浪さえすればたちまちイキイキ、西日本くらい周ったら気が済むに決まってるわ。

せいぜい半年あれば気が済むのよ、私程度の放浪は。

山頭火じゃあるまいしね、そこまで根性入ってないから。

 

しかしさ、ささやかなしがらみが私をためらわせるわけね、

職場の人やお客さんとの小さな約束の数々が、

ぼんやりした朝の脳裏をブンブンと蚊の群れのように飛び交うわけ。

 

やからさ、辞める日を先に決めとかないと。

追い込んでいかないと。

一生放浪するわけじゃなし、一回仕事辞めるだけやんか?

簡単なことじゃないの?一発やってみればいいじゃないの。

 

大体この辺まで考えると職場に着いて、

後はお得意のズルズル生活よ。

ああだらしないこと。

 

うっかり職場に着けばさ、それなりに人の役に立つこともあり、

それなりに人から助けられることもあり、

まあなんかこれが市井の生活かしらねなんつって、

大人になったつもりで油断してたらドカンとショックを受けることがあり、

ぐうっと息が詰まって首が痛くて、

日曜夜のクラシック音楽館で音楽が染みて染みて、

人生が苦しいほど音楽が深く感じて美しくて、

それじゃあこれはこれで合ってるのかしら。

人生が苦しいほど、長くなった日が落ちる19時の夕焼けが美しくて、

それじゃあこれはこれで合ってるのかしら。

 

外に出てまだほの明るい今だけは今日が今日で終わる気がする

外はこわいところ

朝はつらい
出かけないといけないから
出かけると何があるかわからない

前の日仕事から帰ってきて
慎重にお風呂に入り
慎重にご飯を食べ
ゆっくりゆっくりほぐした自分に
また外の型がついてしまう

外の刺激で胸が苦しい
ざわめきが一度に耳に入ってくる
人の気配がいっぱいする
手が冷たくて息が苦しい

朝は明るい思考でないといけないらしい
朝で一日が決まって一生が決まるらしい
体を起こして頭を起こさないといけないらしい
良いルーティーンで心にエンジンをかけないといけないらしい

わたしはお家にいたいだけなの
どこにも行きたくないの
何もしたくないの

朝はこわいし夜もこわい
寝るのがこわい
どんどん朝が近づいてくるから

だからお話をして
長いお話をして
途中で起きないように
わたしがうっかり安心してしまうように
長くて静かなお話をして

一緒に引っ越ししようね

今週のお題「雨の日の過ごし方」

 

雨ってね、昔はただの天気でしたよね。

水が降ってて、不便、というそれだけのことでしたよ。

それがあんた、今や頭は痛いわ、身体はえらいわ。

えらいっていうのは方言やけど、

しんどいっていうか、辛いっていうか、かいだるいんやわな。

 

いつの間にか、だるさが雨に含まれるようになって、

なんなら雨の前の日から半分雨。

よし今回の雨こそ無事に乗り切るぞ、と

お風呂でしっかり温まって、気持ちビタミン多めの食事にし、

普段に増して睡眠に意欲的に取り組み、

ほんで次の日の朝、はいばっちりと体調不良。

なんじゃい。

 

起きるのはいつでも大変やけど、

雨で、かいだるい日に起きるのは、それはそれは一大事業。

だって布団の中が一番安全やん?

あったかいし、体が楽やん?

誰も嫌なこと言ってこーへんやん?

ここにおるのが一番安全やん?

今日起きへんでも別にすぐ飢え死にせーへんやん?

 

そして寝癖を直す時間がなくなる。

 

この梅雨の雨は湿気がすごくて、

鉄筋コンクリートの中にいるのに、体がじっとりと濡れているみたいに感じる。

ああやれやれと家に帰ってきて、ドアを開けて、じっとり。

 

私の一人暮らしの部屋は、今まではいつでも避難所だった。

仕事から帰ってきても、実家から帰ってきても、友達と会って帰ってきても、

この家に入ったら、

ああ、やれやれ。これで安心だ。

といつも思ったものだったけど。

彼の部屋へ遊びに行くようになってからは、

彼の家から、自分の家へ帰ってくるという経験をするようになってからは、

ドアを開けて、電気をつけて、

ああ、私はこんな部屋にいたんだったかな。

ぬいぐるみの羊のメイプルも居心地のよくなさそうな顔。

 

この羊のメイプルは、さみしさに耐えかねた4年前くらいの私が、

さみしさに耐えかねて30代の女がぬいぐるみを買うという痛さにも耐えかねて、

考えた結果、彼に頼んで買ってもらうという結局一番痛いコースをたどって我が家に迎えたぬいぐるみだ。

メイプルはいつでもアルカイックスマイルなので、

私がなんともいえない気持ちでメイプルを見ると、

「うそだね」「ぼくもそう思うな」「どうだかね」

などナイス相槌が自然と私の脳裏にひらめく。

 

そうして私とメイプルは寄り添って暮らしてきたんやけど、

なあ、メイプル、ここはこんなにさみしいところやったかな?

このじっとり浸み込んでくるのは、ただの湿気なんかな?

「またすぐに慣れるよ」

 

 

いや、国は無理やから宗教法人ならどうかなと思って

今週のお題「やる気が出ない」

 

それは湿度のせい?

それは気圧のせい?

それは気に食わないあいつのせい?

 

湿度を感じるのも、気圧を感じるのも、

気に食わないあいつに何の働きかけも出来ないのも、

わたしなのよ。

 

わたしのやる気はどんな時に出るか?

 

それは初めてのことをする時。

今までやったことを、違うやり方でする時。

一人でする時。

何かをストレートに頼まれた時。

 

わたしのやる気はどんな時に無くなるか?

 

同じことを同じやり方でやるように決められている時。

皆で相談して何かする時。

自分に決定権がない時。

なんか空気でやらせようとする奴がいる時。

 

あとスマホ見てる時。

こわいね、スマホは。

どんどんやる気がなくなるね。

掃除も、洗濯も、風呂も、なにもかもやる気がなくなるね。

やっぱあれでしょ?

スマホ閉じ込め箱みたいなの、もう売ってるんでしょ?

あと、なに、デジタルデトックスリトリートみたいな?

ファスティングの仲間みたいな、3泊4日で20万みたいな、

そんなボロい商売あるんやろ?

検索してへんけどね。

やっぱこの一億総スマホ時代ね、見るやん?

動画とか、ネットニュースとか?

洗脳し放題やん?

洗脳され放題とも言うけど。

いやマジで教祖になるなら今やんな。

疫病やしな。

不思議な力発揮するなら今やんな?

なぜか私と話すと免疫が上がる的な?

チャンスやなあ。何教を起こそうかなあ。

わりと普通の教義にするつもりやけどね。

まず、我疑う故に我あり系のことは言うよね。

「今あなたにそう言わせているのは…あなた自身なのでしょうか…?」

あとギリシャ哲学系も外せないね。

信者が鋭いことを言ったら、

「あなたは…イデアに近づかれましたね…」つってにっこりするね。

ほんでイデアの感覚を習得するために、私が最もイデアだと思うクラシックの演奏を皆で聴くの。

あと好きな本のナイスなシーンを、私が解説しまくるの。

もしかして:友達がほしいだけ