正気の時間を長く持とう
皆さん、こんばんは。
常に瀕死のわたくしです。
でも人間って本来そうじゃない?
いつ死んでもおかしくないよ。
交差点で、何を思ったか右折の車が猛スピードで突っ込んできて、
「こらこらこら~」とマイルドボイスで呟きながら、
急ブレーキを踏んだ直進側のわたくしです。
ほんとに神に感謝するねこういう時は。
それはもうオーマイゴッド。
ゴッドブレスユー。
それでは参りましょう。
本日の心に残った古今和歌集のコーナーです。
世の中の憂きたびごとに身を投げば深き谷こそ浅くなりなめ
それな。
浅くっつうか、隆起しちゃって山になってるわ。
ていうか、情景を想像するとグロくね?
深い深い谷底を見下ろす。
谷底から吹いてくる風。
わたしの立っているところから吹き下ろしていく風。
風がわたしの髪を巻き上げ、木の葉を散らす。
木の葉は頬をかすめて、谷底に吸い込まれていく。
葉が吸い込まれていったその先、
底の底の方に、かた焼きそばの麺みたいに、
無造作に積まれている棒状のものたち。
アップで見てみれば、その棒一本一本が、
今日のわたし、昨日のわたし、一昨日のわたし…
このまま辛いことがあるたびに、
積みあがって積みあがって、
この屍の山が谷を覆いつくして、わたしの目線まできてしまったら。
その屍のうちの一人のわたしが突然ぱっちりと目をひらいて、
このわたしと目が合ってしまったら。
何千何万のわたしの屍は一挙に鳴動して、
津波のようにわたしを取り込んでしまうだろう。
あぶない!!
そんなに嘆いちゃダメ!
ダメダメダメ!
ダメだよベイビー!
誰かV6呼んできて!!