久しぶりの生コンサート
サウナも、コンサートも、自分のコンディションが大事。
こんばんは、いつもながら器の小さいわたくしです。
特に好きなものに対しては、一段と許容量が小さい。
プラスチック容器でいえば、ヤクルトです。
サウナも大好き、音楽も大好き。
それを楽しむ場に、他人が大量にいる。
場を共有しなくてはいけない。
他人はコントロールできない。
そういうわけで、ことさら自分のコンディションが大事。
行ってまいりました!名古屋フィルのいなべ公演。
昨年の、NHKの放送でのベートーベンも素敵だった。
記憶にも新しいこの組み合わせ。
指揮者の川瀬さんのお父様がいなべのご出身だとか。
テーマは情熱のスペイン。
久しぶりの生コンサート。
車で快適にホールへ。
初めてのホールを訪れるのは心楽しいもの。
しかしこんな田舎にまで全国津々浦々ホールがあるってね。
戦後日本の勢いに思いを馳せつつ、開場ぴったりに入場。
意外に足元の広い座席で快適。
いかんせん久しぶりなので、舞台上で練習していらっしゃる楽員の方や、置かれている楽器などを凝視してスタンバイ。
クラリネット、ファゴット、オーボエと、皆さん同じフレーズをさらっている。
えーと、これは、1曲目の有名なやつだ。
観客は続々と入ってくる。
結構な入り具合。
奥様方っつうのは友達が多いね。
友達を見つけた時の手を振るスピードがみんな同じくらいだね。
結構な入り具合っていうか、私の周りはこれはぎゅうぎゅうじゃんか。
うーん。
ぎゅうぎゅうだけど、隣りの人も、前の人も、
単独行動の男性だからローリスクフラグ。
ちなみに私が思うハイリスクフラグは、
・大勢で来ている人(そんなに好きじゃない人も混じっている)
・後期高齢女性(ガサガサ音がするもの持ちがち)
・おおらかそうな人、ガサツそうな人(自然と立てる物音が大きい)
勝手なこと言ってすみません。
ただの小心者の戯言です。
その点、今日前に座った人は、素早い足取り、
コートを脱ぐタイミングの迷いの無さ。
開演前の舞台を注視する目。
これはこれは。セミプロやん。
セミプロは鞄の中から、見たこともないウォークマンの仲間みたいなものを取り出し、
さっとイヤホンを装着して何かを聴き始めた。
今からコンサートやのに、この隙間時間も聴くんやなあ。
ほ~、と思っていると、
小っちゃいiPhoneを取り出し、舞台上をチラチラと確認しながら、
どこかへラインでなにやら報告している。
もしや乗り番の…確認とか…?
開演のブザーが鳴ると、迷いなくiPhoneの電源を切り、
謎のデバイスの電源を切り、代わりに取り出したのは双眼鏡。
セミプロや…。
私の左隣に座った人は、天保山のようなサイズ感で、
一回座ったら微動だにしない。
運よく端の席だったので、右側は通路。
期待大。