鬼の笑い待ち
ニューイヤーコンサート、楽しみですね!
嬉しいな~。
雪の中暖かい室内で中継を見るぞ~。
24日くらいから過去の映像を見続けて、今回はいつになく準備万端。
その中でも、こうもり序曲の聴き比べにはまりまして、
かれこれ一週間、頭の中がずっと喜劇。
いつもか。
職場は素敵なBGMとは無縁の、騒音だらけ。
比喩じゃなくて、本気の騒音。
ゴーーーッっていう絶え間ない空調の音。
ずっとトンネルの中にいるみたいです。
ここは中央道か?
そんな騒音の中、こうもりを脳内無限再生。
脳って便利やね。
再生装置が無くても、いつでも追体験可能。
気が付いたらタイムスリップ能力を一回限定で手に入れて、
でも10分間っていう縛りがあったので、
カルロスクライバーの来日公演の、
アンコールでやったこうもりだけ聴きに行ったの。
詰めかけた聴衆の熱気。
渦巻く三拍子。
もうすでに湧きあがった胸を、
さらに底から弾ませるアッチェレランド&クレッシェンド。
アッチェレランド&クレッシェンドっていいな。
コンビかな?カラオケスナックかな?喫茶かな?
「はーい、喫茶アッチェレランド&クレッシェンドです」
いかんこんな感動的な場面でなんで気が散るんや。
そしてバカ騒ぎのクライマックスへ。
私は大騒ぎのクライマックスにめっぽう弱い。
観客の万雷の手拍子ね?
みんなニコニコして、嬉しそうに手拍子して。
これが正月の仕事おさめ、ホルンが景気よく音を鳴らして。
ああ平和ってすてきやなあ。
みんな幸せそう。
誰も意地悪な事考えてない。
みんな嬉しそう。私も嬉しいなあ。
で、毎回初泣きとあいなるわけでございます。
でも2021は無観客開催でしょ?
どうなるんかなあ。
どんな演出かな?
あら。なんか見られてる。
なんやろ?
私は今透明人間になってタイムスリップを…
してないの。お客さんだよ。
「あっ、こんにちは~。いらっしゃいませ~」
何があっても私の頭の中は私のもの。