クラシック音楽館
※クラシックは好きだけど詳しくないので素人感想です
・こんなに目をつぶっている人だとは知らなかった
・意外に手が分厚くて指に対して手のひらの面積が大きい
・パートごとにずらっと並んだ画角がかっこいい
・フルートがすごく立って聴こえるのは録音の関係？
・音のまとまりがクリスタルで人間じみた哀愁が少なく、音楽そのものや神に捧げるのはこのような音色がふさわしいのではないか
・盛り上がったとき×ある程度速いフレーズの金管のアタックがむちゃくちゃクリアで、何かに撃ち殺さなければいけないならこの金管部隊に殺してほしい
②バーンスタイン第九
・合唱の方の瞳がきらめく瞬間をちらほら拝見して流星群を見た気持ち
・終わると思いきや終わらんのかい曲にフォルダ分けされていたが、終わらんのかいの展開が鮮やかに胸に入ったのははじめて
・展開のブロックがはっきりして聴こえる。今何の時間か分かりやすい
・ジャンプが最高 今日は月曜か？
・とにかくフロイデなんだ フロイデは最強なんだ
・眼鏡が欲しい
・この演奏みたいに歩いたら絶対こけない
・忘れ物もしない
④カルロス・クライバー ブラームス２番
・私がものまね芸人なら今頃とても忙しい。そして指揮棒を落としまくる
・手がかっこいいのは知っていたが足もかっこいい。エレガンスは重心から。
・あんな風に後ろの手すりは使うのか。手すりも本望だと思う。
・どうして観客が密集して３人も超マゼンタを着ているのか
・お年を召した肌、ブルーのきらめく目、ピカピカでは無い歯、音楽も人間もあっという間に消えるのが前提なので美しいのではないか
・２，３楽章のこじんまり感がバランス素敵
・指揮者を見る楽員の目に信頼と共同作業感がよぎっているのを見るのが尊い。不信のかけらやスリル感を見るとソワソワしてしまうから。
・昔の演奏は儚さと美しさを二乗にする。
ああもうほとんどの人は生きていないんだ 生きていても現役じゃないんだ 私もあっという間にそうなるんだ 昔のこの瞬間、今のこの瞬間、こんなに音楽は美しい
休みが楽しめるようになった
今日は完全体の休み。
思えば不調絶不調の時は完全体の休みがほぼ皆無だった。
何がどうなっていたんだろう？
いつも何かの用事があって、いつも何かの役割をこなしていた。
次々につけるペルソナ。
ペルソナ大安売り。
ここはヴェネツィアか？仮面でフェスタなのか？
今日のように朝は寝坊し、掃除し、洗濯し、図書館に長居し、本屋で立ち読みし、
スーパーで買い込み、家へ帰って作り置きする。
こんなつつましい喜びを叶えずに過ごしていたなんて。
冒涜。
休みの日もパートさんが誰か休むんじゃないかとヒヤヒヤしていた。
奴隷なの？もう人権侵害。セルフ人権侵害。待たれるリンカーン。
結局自分を助けるのは、人生が最も苦しかった１０代に私を助けてくれた読書と音楽だった。
ありきたりだ。自分にがっかりする。
一番弱っている時は本も読めなかった。
というか特にフィクションが読めなかった。
ペッラペラの自己啓発チックな本か、ライトなエッセイしか読めなかった。
絶食後は重湯から始めなくてはいけない的なことなのかな？
おおスジャータ。人生を取り戻した喜びで悟りそう。
そうはいっても
状況がよくなったら、
一緒にご飯を食べてゆっくりしたい。
コンサートに行きたい。
旅行に行きたい。
サウナに行きたい。
うーん。それだけだな。
生きてる
長年死んだまま暮らしていたけれど、この国難の中にあって逆に甦ったわたし。
不謹慎のかたまりで恐縮だけど、完全にイキイキしている。
仕事の休みが増えた。でもステイホームで実家にも行かなくていい。習い事も無し。デートも無し。付き合い関係何も無し。イキイキ。
掃除、洗濯、買い出し。おかずを作り溜める事が出来る喜び。仕事帰りにやけ買いしなくてもいい喜び。
本をいっぱい読み、自転車漕ぎまくったり散歩しまくったりして、家で熱いお風呂に入る。
夜クラシック音楽館を見て20分ほど真剣に踊る。
ああ生きる喜びが再び私の中に。
お金のかからない生きる喜び。誰の判定も必要としない私の喜び。
おまえのオールをまかせるな。
生き延びて
日々かみしめる自分の醜さ。
あら。五七五だわ。
今年は凶を二回続けて引きました。
すぐに調子に乗る性格をお見通しの上のお告げと存じます。
このままの自分であと何十年も生きられるのだろうか。
何もしたくない
ああもう何もしたくない
まず朝起きたくない
目を開けたら時計を見なくちゃいけないから
顔を洗ったり着替えたりやることがたくさんあるから
その前に夜寝たくない
寝ると次の日になるから
次の日になったら にこにこしたり 怒るの我慢したり 人に優しくしたりしなくちゃいけないから
何もしたくない やることがたくさんあるから
もしかしてそうでもないかもしれない
やらなくちゃいけなくないのかもしれない
部屋がぐちゃぐちゃでも
給料泥棒でも
別に誰も気にしない
気にするのはわたしだけ
部屋はきれいにしたい
なるべく横暴な性格を矯正したい
でも元気がたりない
だから何もしたくない
青い空を見たり
山に入って緑にまぎれたりしたい
誰も不完全なわたしを見ないでほしい
誰も見てない 誰も見てない 知ってるけど
わたしが見ている 出来てないわたしをわたしが見ている
わたし以外を見ていたい
ローカル線に乗ってリアス式海岸を見たい
田んぼの青い波を見たい
わたしを見たくない
